アトリエの日々
atelier fuwari “アムリタ”
南の国タイで、天然素材の洋服をつくっている atelier fuwari（ふわり）さん
2015春夏展示会用のイメージイラストを描かせていただきました。
基本的にWebでの販売をしない atelier fuwari のお洋服がゴールデンウィークの始まりに合わせて
恵比寿にある素敵な雑貨店 Ekoca（イコッカ）にやって来ます。
4/27（月）〜 5/2（土）12:00 – 19:00 ＊最終日は 17:00まで
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デザイナーの弘美さんが、一枚一枚のお洋服に散りばめるのは
世界を歩き、心の奥に積み重ねて来た旅の風景とその記憶。
たくさんの旅の途中に、受け入れ難い悲しみや不幸を背負った人に出会ったという弘美さん。
「その度に自分の無力を痛感するけれど、やはり私は“幸せ”のために祈りたい。」
環境も、人も傷つけない atelier fuwari の素材選びは、弘美さんのその思いから始まっています。
空っぽのこころに 空っぽのからだに 透き通ったきれいな水がそそがれる
そんな一瞬のかけがえのない幸せが だれのもとにもありますように
ふわりの服に袖を通す一瞬が そんな幸せとつながっていますように
弘美さんの祈りを、私はコップ一杯の水に込めました。
イラストの女性は fuwari のチュニックを着ています。
後で知ったことですが、このチュニックには「アムリタ」という名前がついているそう。
「アムリタ」はインドの神話に出て来る不死の聖水のこと。
その名を唱えるだけで幸せが満ちると言われています。
知らずに、お洋服に込められた思いに導かれたようです。本当に不思議。
ふわりさんのイメージイラストがもう一枚あります。
こちらのシンプルな線画は活版印刷のポストカードになりました。
日々、懸命にバランスをとりながら進む女性。
よろけつつも、その姿は軽やかで美しい。ワンピースの裾がふわりと翻ります。
弘美さんが送って下さった「アムリタ」を着させていただいています。
しっかりと丈夫で、とても着心地がいい。
実は、まだ一度も弘美さんにお会いしたことのない私。
展示会でお会いできるのをドキドキしながら待っています。
楽しみ。