「日々への手紙」2015年6月22日(月)発行 3,870円(税込) 240mm × 165mm 全15葉
詩・三木 葉苗 題字・三木 咲良 発行者・杉山 聡 発行所・Bonami
ブックデザイン・印刷・製本 Bonami
作・印刷・製本をすべて自分たちの手で。
活版印刷と手製本で綴るオリジナル3作目「日々への手紙」は、Bonamiはじめての言葉だけの本。
どんな使い途も持たず 詩であることだけを願って 日々へと投函された 15葉の手紙
「日々への手紙」について
どのような肩書きも持たず
ただ「わたし」であることに必死にしがみつこうとした
10代、20代、30代に書いた言葉は
宛てもなく日々へと吸い込まれて
今もそこに在り続けています。
40歳になった私が、その一部を拾い集めました。
糸で繋ぎ合わせることはしませんでした。
ほぐれて、それぞれの一瞬へと帰るこのかたちが
最もふさわしいと思っています。
2015年6月 三木 葉苗
作業のすべて
Bonamiはじめての詩集。作者が10代から30代に書いた詩を11篇拾い集めました。
12篇目「あとがきにかえて」は、40歳の今の私として参加しています。
題字は三木咲良。糸偏の独特なかたちに心惹かれた。
いつも数秒で書き上げるけれど、咲良の文字には、
推し量ることのできない時間や感情が含まれているよう。
景色に溶ける、透明な言葉たち。
版は樹脂製。いつものように、製版は真映社さんにお願いしました。
印刷機はAdana21J。
今回の詩集では、この印刷機で組めるギリギリいっぱいの面積の版にも挑戦した。
印圧の調整が難しく、試し刷りの量がいつも以上に増えていく。
痛々しく赤くなった手で、何度でも変わらず心を込めて押す印刷担当の杉山 聡。
ただ完璧を目指すことではなく、私たち3人で作り上げることの意味を
この人と小さな印刷機がいつも教えてくれる。
悪戦苦闘の日々。すべてのページを刷り終えた時には、涙がにじんだ。

「日々への手紙」はケース入りの本。内と外、二種の箱を手づくりします。
鉄筆で折り筋を入れて、ひと折りひと折り・・・
硬い紙を数ミリ幅で折るのは想像以上に大変で、夜を徹しての作業が何日も続きました。
そんな中、この6月にBonamiの家族になって一年を迎えた作業見守り隊長のカトリ。
毎日深い愛で見守ってくれて、ありがとう。
糊付けはせず、白い麻糸で三周巻いて完成。
糸は解かずに、中身をスライドして引き出します。
本文紙に使用したのは、コットン100%のクレーンレトラという紙。
しなやかな強さがあり、折り皺ができにくい。
薄く素朴でありながら、ふくよかな日々の手ざわり。
どくだみの花と水を彫って、シリアルナンバーにしました。初版100冊。
虚弱体質だった幼い私に、亡き祖母が毎日煎じたドクダミは
私にとって、存在に対する祝福そのものです。
詩人になりたいと言った幼い私よ、元気でいますか?
あなたの夢がかたちになりました。
思っていたのと違うだろうか。
それでも、あなたが喜んでくれたら嬉しい。
Bonamiより
Bonamiはじめての詩集。
時をこえて、3人を繋ぐかたちになりました。
どうか、たくさんの人の手にとってもらえますように。
心から感謝をこめて
Bonami 杉山 聡 三木 葉苗 三木 咲良
























