ボナミの本

かみきりサックル

サックルDM

2014年3月29日(土)発売 「かみきりサックル」 5000円 + 税

作・三木 葉苗 題字・三木 咲良 発行者・杉山 聡 発行所・Bonami

ブックデザイン・印刷・製本 Bonami

かみきりサックルヘッダー-01

_________________________________________________

この本について

「かみきりサックル」は、作・印刷・製本 すべてを自分たちの手で行おうと取り組んだ

Bonami はじめてのオリジナル絵本。

1ページ1ページを、小さな手動の活版印刷機で刷り、1冊1冊を、手で綴じました。

かみきりサックル_お覚え書き-01

_________________________________________________

作業のすべて

P3160448

原画は三木葉苗のえんぴつ画。

すべてのページを書き終えて、朝日を浴びたえんぴつを見ると、3羽の白鳥が紙の上で羽を休めていました。

P3180482

えんぴつの原画を、樹脂版に。

いつも製版をお願いする真映社の角田さん。「製版をおねがいします。」「了解しました。」

これだけのやり取りなのに、本当にあたたかい優しさと励ましが伝わってくるふしぎな人。

まだお会いしたことはないけれど、私たちは角田さんが大好き。

P3180491

黒一色のシンプルな絵本。

P3180493

1枚1枚 、紙を手にとり、1枚1枚、力を込めて押します。

一冊の中に34の版があります。

その都度、版を変えて、位置合わせをして、印圧を調整して、、

今回、100冊分の印刷をしたので、最低でも3400回 印刷機を押さなければなりません。

調整や失敗分も含めると、もっともっと・・・・

P3180495

ガチャン ガチャン チリン

一週間以上の間、Bonamiのアトリエでは、昼も夜も、活版印刷機がうたい続けました。

P3190519

インクが乾いたら、今度はひたすら折る。折る。折る。

P3190539

折ったら、穴を開ける。開ける。開ける。

P3190535

朝。朝。朝。

P3210580

次は小口(折り重ねて、飛び出した部分)の切りそろえです。

P3200550

この本は、“コプッティック製本” という、最も古典的な製本法で綴じています。

古代エジプトでは、木の表紙を使っていたそう。Bonamiは厚さ2mmのむき出しのボード紙を使いました。

カットしたボード紙の縁に、ヤスリをかけて、蜜蝋を塗ります。手触りと毛羽立ち防止に。

そして表紙にも、穴を開けて・・・

P3210568

P3210573

ようやく綴りの作業。まがった針で編むように綴ります。

P3080382

こうして、完成!

題字はサックルのモデルでもある妹の咲良が書きました。

表紙にこの文字が入った瞬間、サックルがすぅっと、私たちの心に近づいてきたような気がしました。

P3210563

かみきりサックルは、おどろくほど素朴な本です。

色も言葉もありません。背表紙もありません。

でも、Bonamiにとって、たいせつなことがたくさん詰まっています。

たぶん、Bonamiのすべてが、詰まっています。

サックル_book_opened

どうか、たくさんの人の手にとってもらえますように!

感謝を込めて

2014年3月

Bonami

杉山 聡  三木 葉苗  三木 咲良


2014-10-22 | Posted in ボナミの本 | Comments Closed